医師の求人検索

「医師 求人」に、「神の手ドクター求む」、「赤ひげドクター求む」といったような求人条件が記載されていたとしたら、皆さんはその病院に行ってみたいと思いますか?皆さんの病院選びは、所属するドクターによって選択されていますか?それとも病院側のブランド力が、患者の来院数を伸ばしているのでしょうか?「神の手と呼ばれるドクター」はその高度な医療技術が評判を呼んで、患者さんたちを所属する病院へ惹きつけています。大病院に所属する神の手を持つドクターの医療技術は、そのような医療技術が必要な患者さんに振り分けられるべきであって、誰もが受診できるようなドクターではないことを、多くの人々が認識する必要があると考えます。高度な医療スキルをもつ医師が、街中の小さなクリニックであえて開業医として、患者さんのケアを行っているようなドクターを「赤ひげドクター」などと、その腕の良い町医者を賞賛して呼ぶこともあるかもしれませんが、そのような小さなクリニックには、いくら評判が良いとはいえ、複雑な傷病を抱える人々を受け入れるような医療体制は整っていない事は誰しもが推定できるはずです。

昨今、メディアを賑わせている「AI」が、患者個人こじんに適した医師をみつけるといったような、人工知能の活用がクローズアップされ、医師と患者の結びつきが注目されています。もちろん、病院選びや医師選びは、皆さん個人の自由となります。ですが実際、優秀な医師の元に、全国各地から日々、訪れる患者さんの中には、それほど緊急性もなく、受診を希望している患者さんがみられることも、医療現場の現状として報告されています。そのような背景から、2016年度以降、紹介状がなく、大きな医療機関での初診を受ける場合には、患者への負担として5000円以上の上乗せが課されるようになりました。この取り組みは、紹介状が無いにも関わらず、大きな医療機関を受診する患者数を、少しだけ減少させたようにデータ上では見受けられるようですが、それほど大きな減少はみられないようです。

そもそも、皆さんの地域には、赤ひげ先生のような、日常生活に密接に関わりのある「かかりつけのドクター」の存在はありますか?そのような日頃から皆さんの日常生活に関わりのある医師との関係性は、深刻な身体からのサインを、予防の段階で読み取ったり、受診すべき病院選びの振り分けに加え様々な働きかけをしてくれるはずです。

「医師 求人」に、「神の手ドクター」や「赤ひげドクター」の表記がみつかれば、この病院には、神の手ドクターがいて、あのクリニックには、赤ひげドクターが診察しているのだなどと認識できるのかもしれませんが、実際には、そのような事はありませんので、医師の転職を考えている方は、そうした記事だけで判断せず様々な視点から医師の求人を探してみるとよいのではないでしょうか。