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社会復帰をサポートする精神科病院の取り組み

M病院は、地域に開かれた市街地型の精神科病院として地域の医療・福祉を担ってきました。世間の流れよりも早くから病院の開放化に努め、患者さんの早期退院や社会復帰を目指し、入院中心から外来中心の医療へ、さらには地域医療へと方向性を定め医療を行ってきました。2007年には急性期の患者さんに対応するため新病棟を設立し、外来診療の充実に向けてデイケア施設も設立、デイナイトケアも開始するなど、現在の精神科医療において非常に重視されている早期治療と社会復帰の実現に向けて精力的に取り組んでいます。
またM病院では、より計画的で効果的なリハビリテーションができるように「リハビリテーション科」を設立しました。これにより、従来は個別に行われていた作業療法室とデイケア室、心理室の活動を結び付けが可能となり、患者さんの生活の質向上に貢献しています。退院後の生活に対するケアについては、患者さんが地域で生きがいをもって生活できるよう支援することが必要です。そのため、M病院では、地域支援科および在宅支援科を設立し、通所やグループホームといった社会復帰のための施設やサービスの整備に努めています。
また、M病院では精神障害をもつ患者さんの「生きがい創出」のために、「社会就労センター」を開設しています。この社会就労センターでは、一人一人に合わせた就労支援プログラムを提供し、施設内での作業や関連施設での実習などを通じて、障害のある人が地域で自立して生きていくための訓練を行っており、効果的な地域医療に貢献しています。
精神疾患をもつ患者さんの社会復帰や自立を推進するためには、患者さんの家族の協力が不可欠です。そのためM病院では、「家族教室」を企画運営し、家族同士の懇親会やレクリエーションによって家族同士の支えあいの場をつくったり、医師などの病院スタッフが講師となり、精神疾患に対する新しい知識や情報を提供する勉強会を定期的に開催しています。
M病院では今後、精神科急性期治療と地域治療をより強化していきたいと考えています。これにより、現在の精神科医療で求められている早期治療・退院をさらに推し進め、またこれまで以上に地域に密接に関わることによって、退院後の患者さんが生きがいを持って生活できるように支援していきたいと考えています。

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