Uncategorized

スタッフの育成

我々ドクターというのは、日々あれもこれも自分でこなす習慣が根付いており人に任せるという事に慣れていないのではないだろうか。私がまさにそうであった。開業を志していたころから開業後も、私は「全部一人でやろう、その方が人に任せるより早い」などと考えていた。計画も実行もすべて自分ひとりで抱え込み、その結果抱えきれなくなりお手上げ状態になってしまった。そして業務に追われる日々で、何の業務をどのようにスタッフに回そうかなどと考えるゆとりが物理的にも精神的にもなかったのだ。たとえ頭をかすめたとしても、「じゃあその業務をスタッフに教えなければならないし、覚えてもらうまでに時間を要してしまうから時間がもったいない・・・」という思考回路がすっかり出来上がってしまったのだ。このような状況になってしまっているドクターは他にもいるのではないだろうか。

しかし、そのもったいないと思っているスタッフ育成の時間が後々良い形で返ってくるのだ。

たとえスタッフのしてくれた業務が私がやるより完璧ではなかったとしても、おおかた満足できるだけの質を保っているのであれば得られる成果は大きいだろう。

「ミッション・ビジョン・バリューの決定以外のすべてはアウトソースできる」と言った者もいる。つまり、クリニックに置き換えてみると診療さえもアウトソースできる事になる。 私の趣味がマラソンというのもあり、以前10日間ほど不在にして中国のゴビ砂漠マラソンに参加したことがある。ここまでクリニックを不在にしたのは初めてだったのだが、帰国してみると前月よりも売り上げが伸びるという結果を出した。一経営者としては嬉しいような悲しいような気持ちではあるが・・・。しかしながら、これでスタッフに任せる業務が増えることで経営者としての時間延いては家族との時間が増やせるという事を証明したことになるだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です